沖縄の縄文時代を紐解く
7000年の記憶の旅へ
A journey into 7000 years of memory
多くの来訪者で活気あふれる北谷町は、太古から他地域との交流が盛んだったようで、町内の縄文遺跡から交流の証が数多く見つかっています。
特に、博物館に隣接する「伊礼原遺跡」は、縄文時代における日本本土との交流を考察する上で非常に重要であり、奄美・沖縄地域の主要な集落遺跡として位置づけられ、2010年(平成22年)に国の史跡に指定されました。
北谷町立博物館では、北谷に暮らした縄文人の生活や自然環境を常設展示し、さらに北谷町の歴史、文化、民俗、自然に関する資料を収集し、展示しています。
縄文時代にタイムスリップ
“縄文玉手箱”
ここでは、発掘調査から明らかになった当時の豊かな山や海の自然を再現しました。
また、北谷に暮らした縄文人が様々なお仕事をしている様子も見ることができます。隠れてお昼寝している人も。。。
周りにある他の展示を見てからジオラマを見直すと新しい発見があるかもしません。ジオラマに込めたストーリーをいくつ見つけることができるでしょうか。
“もの”が紡ぐ
縄文の日常
沖縄の縄文人はどのような家に住み、どのようなものを食べ、どのようなアクセサリーを身につけてオシャレをしていたのでしょう。縄文人が暮らした家の跡や使用した道具、当時のゴミ捨て場である貝塚の中から出てきた貝殻や骨など、縄文人がのこした痕跡から紡ぎだされる暮らしの叡智に触れてください。
“もの”は語る
北谷町内の遺跡から出土した土器を中心に“もの”からわかる交流・交易の軌跡をご覧いただけます。
わたしたちが他地域の文化に魅了されるのと同様に、縄文人も他文化圏の影響を受けていたようです。遺跡から出土するさまざまな”もの”は過去を物語る大切な証拠物です。
縄文時代の沖縄と日本本土とのつながりを物語る上で欠かせない北谷の出土物を一堂に会しました。